いつもご利用をいただきましてありがとうござます。スタジオ担当の笹川です。
ついに先日(思ったより経ってしまった)!(物理的に)離れた相手とセッション(合奏)の出来る「SYNCROOM」がリリースされました!
その名の通り離れていた相手ともSYNC(同期)出来る夢の部屋、、、( ゚Д゚)Oh、テクノロジー!
今までも同様にNETDUETTOとしてオンラインセッションが可能でしたが新たに、
・インプットのリバーブ
・メトロノーム機能
・レコーディング機能
が追加されました!
特にメトロノームはジャム・セッションを行う際には必須事項となり得ると思いますので(後ほど使用感と解説します)。
また、見た目もNETDUETTOと比べて濃い青でクールな印象です。
奇しくも(?)SYNCROOMのリリース直前に、学生時代の相方を(ネット上に)呼び出してやってみる事(NETDUETTOを)にしました。
相方がLUNA SEAの曲が良いとの事でしたので、Dejavuのオケ(Dr.Ba.Voパート)を作成してオーディオプレイヤーで再生しながら合わせた形です。
最初に細かい設定を指定する事なく使ってみましたが、相手方は特に大丈夫そうでしたが私の方は相手の演奏を聞かないでやれば大丈夫という状態でした。
確認すると、こちら側の方がバッファのサイズが1msで小さく、相手側が11msという状態でした。
相手方の設定を出来る限りの最小値(4ms)に設定してもらい再トライをすると、私も相手の演奏とオケを聞きながらストレスが少なく合わせる事が出来ました。
SYNCROOMでは回線の遅延状況が数値化されて確認出来る様になったそうです!便利!
しかし、オーディオプレイヤーが優秀で、それぞれのレイテンシーの状況を考慮してそれぞれが同時のタイミングでプレイヤーからの音が聞こえる様に自動で調整されているそうです。。。!
いやいや~、そんな訳と思い試してみました。
先程、快適に出来た状態のままオーディオプレイヤーを使わずに演奏を合わせてみます!
【実験】私のギターを繋いでいるインプットにオケの音源が混ざる様にして、演奏してみる。
エフェクターにAUXインプットがあったので、そこからオケを流し込みます!!!
結果は想定通りです!
相手方「めちゃくちゃやりやすかった!」
当方「やっぱり相手の演奏かなり遅れて聞こえてくる。。。」
となりました。
相手方は当然ながら「私から「流すオケに完全にタイミングの合った演奏」が流れ、それに合わせる」状態になります。
私の方は流しているオケに合わせて演奏した物、が、相手方に送信されてそれに合わせて弾いた演奏の音、が、再度私の方に送信される。
という状態に予想通りなった訳です。
ビルドインされているオーディオプレイヤーは優秀です。。。!
という事から勘の良い方は気付いているかもしれませんが、コード決めて即興ジャムセッションは不向き・難しいかもしれません。
演奏を・リズムを引っ張っていくリーダーな方が前述の私の様に「演奏を」形になってしまいます。。。
その方がオラオラ・グイグイ系俺についてこいタイプなら大丈夫かもしれませんが
ので、これを解決するのが新しく追加されたメトロノーム機能です!
メトロノームを使用する事で、オーディオプレイヤーを使用した状況と同じ環境(全員が同じタイミングでメトロノームを聞いて演奏した物を各プレイヤーに送信するだけのラグタイム)を作る事が出来ます。
即興最近やってないからやりたいなー(´-ω-`)
という事で、
①オケをオーディオプレイヤーで流すか、オケを使用しない場合ではメトロノーム必須
②なるべくバッファのサイズを小さい設定にする
③接続安定性を求めるなら音質は帯域優先
が使用してみた感じからの感想とコツかなと思いました(既に言われていてやっぱりと思った点もありますが)。
音質設定でどこまで変わるのかは次回試してみたいと思います。
P.S. SYNCROOMからレコーディング機能が追加されましたので、せっかく作った同期音源と相方の演奏含めて録音して「弾いてみた」にしてしまおうと思ったのですが、、、
レコーディングをオンにするとオーディオプレイヤーは使用出来なくなるとの事で、、、野望は儚く散りました。。。