いつもご利用いただきましてありがとうございます。スタジオ担当の笹川です。
今回は前回の「Fコードが難しい時の私からの対処法」についての2回目です。
1回目では「一般的に言うFの押さえ方に思う事・私の考える押さえ方」について解説いたしました。
前回記事についてはこちらです → https://www.oresta.jp/9810
押さえ方を工夫してもまだ難しい場合での「物理的な対処法」について記載をしたいと思います。
① 1フレットから2フレットやその先に移動して押さえてみる。
なぜFが物理的に押さえづらいのかと言えば、ナット(0フレット)から押さえる距離が近いから・他のフレットより弦を押さえるのに力が必要なためです。
次の写真は何も押さえていない状態です。フィンガーボードと弦が平行の状態です。↓
1フレット(F)で押さえている状態です。弦が先程とは違い押さえている指側に曲がっているのが分かると思います。↓
2フレットで押さえている場合です 。先程よりはナットからの弦の角度が緩いのが分かると思います。↓
本当に見た目上は僅かな話となるのですが、1フレットの場合・2フレットの場合・押さえていない場合でのナットからの弦の角度の違いが見ていただけたかと思います。
そのため、押さえ方はそのままで1フレットから遠い場所・2フレットやその先に移動して押さえてみましょう!
上の方のフレットになればなる程、1フレットよりは力がいらずに押さえられる・またフレットの間隔も狭くなるのでFよりも指を広げなくて押さえる事も出来ます。
まずは人差し指で7フレットぐらいが良いかな?と思いました。この辺はまだ曲中で使用する事も多いと思いますので。
と思いましたが、昨年の横山実郁バースデーライブで私は12フレットセーハのA・Asus4とかありました。笑
F押えるための練習ですので7フレットや5フレットで押さえられた・全ての弦が鳴ったら少しずつローフレット・Fの1フレットの方に近付けて行きましょう!
② 弦を新品に交換してみる。
意外な盲点だったりするのです。まだまだ弾けるからとか弦交換するのめんどくさいってのめちゃくちゃ分かりますが「錆びてる弦は硬くて押さえるのがつらいし指痛い」です。。。音が良くない状態のもそうなのですが今回は押さえる点からすると前述のとおりです。
新しい弦の方が柔らかい・コーティングされている弦よりはノンコーティングの弦の方が柔らかい(メーカーで多少の差はありますが)ので、私の様なコーティング弦主義者は普段弾くギターだけでもノンコーティング弦・ダダリオとかにしてみましょう。
私は先日エリクサーの0.09からダダリオの0.095に変えたのですが、太くなったはずの0.095の方が柔らかくてびっくりしました(新品だから?ずーーーーっと交換前の弦を張りっぱなしだったから?)。
③ 細い弦に交換してみる
①や②で触れた事と近いのですが、弦が太い方が同じ音の高さを出すのにより張力が必要となります。弦を押さえる力も必要となります。
ので、押さえるのに必要な力が少なくなるようにしてしまいましょう!です。
④ギターのセッティングを調整する
個人で調整は難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそものギターの弦高が高すぎる(押さえていない状態での弦高が高い)とやっぱり押さえるのに力が必要です。
ギターのセッティング・コンディションは大切です!
※私は省エネ人間ですので弦高なるべく低い方が好き。ですがサスティン(弦が鳴る長さ)は殺したくないという感じを所望です。
手持ちのギターではエレアコ(エレキギターより太い弦なのに!)が1番押さえやすい様に感じています。
※私がデジマートでエレアコ買った・八戸に旅行した時に信号待ちで隣にあった楽器屋さん本当に調整ありがとうです!セッティングや状態について細かく商品説明に記載されていたので信用できそうな楽器屋さんと思っていましたがやっぱりその通りでした。
なので楽器の調整・セッティングもめちゃくちゃ大事です!
という今回は文字割合が多めでしたが「Fコード物理的解決策」記事となりましたが、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
次回ラストは1回目でも触れた「人差し指で全ての弦を押さえるのがあながち間違いではないと思う理由」について解説したいと思います。